新監督ブルーノ・ラージってどんな人？
先日、ヌーノの後任として、ブルーノラージ新監督が就任しました。
ヌーノの愛嬌たっぷりの近所のおじさんみたいな見た目から、急にイケメンおじさんが入ってきてびっくりしています。
正直、最初に名前を聞いたときの感想は「あんた何者なんだよ」って感じでした。申し訳ないとは思いつつも、多分同じことを思った方が大多数だと思います。
そんな訳で、第二の私を生み出さない為にも、新監督について一緒に予習しましょう。
プロフィール
名前：ブルーノラージ
誕生日：1976年5月12日生まれ（４５歳）
出生地：ポルトガルのセテュバール(ポルトガル表記でSetúbal)。同郷の有名人はあの（悪名高き）モウリーニョ。
写真見たら街並みがThe・港町って感じでめっちゃ綺麗。
経歴
transfermarktより画像を拝借。
https://www.transfermarkt.com/bruno-lage/stationen/trainer/61477
17/18シーズン、スウォンジーにアシスタントコーチとしてシーズン途中に就任しました。就任時最下位(20位)だったチームを一時13位まで引き上げましたが、最終盤の連敗が響き、18位でシーズンを終え、チームは降格となってしまいました。
18/19シーズン、前任者の解任によりベンフィカBからトップチームの監督に昇格。これがトップチームの監督デビューになります。 就任後18勝１分と破竹の勢いで勝ち続け、このシーズンベンフィカは37回目のリーグ優勝を達成します。
19/20シーズンはコロナ前までは首位争いしてたのですが、コロナ中断明けにリーグ戦1勝2分2敗とかなり負けてしまい、解任されてしまいました。
フォーメーション・戦術
ベンフィカでは基本的にダブルボランチの4-4-2を使っていました。
他にも4-3-3、4-2-3-1なども使ってますが、とりあえず3バックはあまり好んで使うタイプでは無いようです。去年も4バックは使ってきましたが、主な戦術として使ってたわけでは無いので、プレシーズン中にうまく適応してほしいいですね。
攻撃面は、とにかくサイド攻撃を好むようです。ウインガーだけでなくサイドバックも積極的に攻撃参加させており、18/19ベンフィカでは、両サイドバックで６ゴール23アシストというとんでもない数値を叩き出しています。今のチーム状況的にもウインガーは豊富ですし、ジョニー、アンテヌリ、セメドなどサイドバック陣も攻める力があるので相性はいいと思います。
守備面は前線からのプレスを好む一方で、うまくいかなかった時にはベタ引きで凌ぐようです。攻め込まれている時に、インターセプトを狙うみたいな狡猾さは監督側にはなく、選手任せの部分が大きい印象です。
期待すること
若手の育成
一番はこれです。ファビオ、ネトをはじめ若い選手が他のチームより多いので、ユース年代の育成経験を生かして育て上げて欲しいです。個人的にはオタソウィーに期待してるので、育成のほどよろしくお願いします。
残留
正気か？と思われるかもしれませんが、結構マジです。去年のドハーティ、ジョッタの様な主力の移籍が今年はさらに活発になることが予想されます。大分苦しい選手事情になりかねないので、勝点を1でもいいので重ねていって貰いたいです。
不安要素
不調から抜け出しにくい
あくまで過去の成績だけの話ですが、連敗から抜け出しにくいです。
アシスタントとして関わったスウォンジーは29節時点で13位だったものの、そこからの９試合で3分6敗と大負けしてしまい、18位となり降格。
19/20シーズンのベンフィカでは、コロナ前に優勝争いをしていたのですが、再開後のリーグ5戦で１勝２分２敗。優勝戦線から遠のいてしまい、解任されました。
どんなに頑張ってもシーズン中に連敗する状況はあるので、そこでチームを上手く管理して貰いたいです。特に、序盤にうまくフィットしなかった場合、そのままズルズル連敗…みたいなことが無いと祈っています。
1年間監督としてチームを率いたことが無い
ベンフィカでトップチームに18/19シーズン途中に初めて監督として就任し、19/20シーズンは途中解任されています。つまり、1年間の成績に責任を持ってチームを指揮するという経験をしていません。
ウルブズは若い選手も多く、波のあるチームですのである程度監督がコントロールして貰いたいのですが、少し不安が残ります。
まとめ
戦術面、経歴面と見てきましたが、個人的には不安要素の方が大きいかなと感じています。4年やった監督の後なんで難しいことも多いでしょうが、ビッグ６狩りの様なロマンと取れる勝点を落とさない着実さを兼ね備えた魅力的なチームになる事を期待しています。
参考元
www.fantasyfootballscout.co.uk
